大切な事は

黒磯に居を移してもうすぐ2ヶ月。少しずつ新しい生活にも慣れ、強い風にも遅い春にも驚かなくなりました。新しい土地に来ると決めてからの暫く、ワクワクはあれど不安は全くありませんでした。

初めて生まれ故郷を離れる僕に父がかけた言葉は「新しい土地を、新しい土地の人を愛しなさい。それがその土地に愛される事になるのです」きっとそれが故郷を離れた父が大切にしていたこと。でも大丈夫そうですよ。この土地はなんだかとても優しいのです。

さて黒磯店では新しい季節を迎えるようにグレープフルーツのレアチーズが登場しました。初夏を先取りする様な爽やかな味を是非ご堪能ください。

KUROISO 小島

春のいろ


日差しが一日一日と暖かくなりました。
冬の間、静かにじっと眠っていた木々が、まるで目を覚ましたようにめきめきと芽吹き始めています。

この季節の山は、新芽のやさしいいろで、今だけのいろです。

NASUのお店も、新鮮なみどりいろに満ちあふれ、いのちのエネルギーに元気をもらえる気がします。
このいちばん大好きな季節を楽しみながら、おいしいお菓子とケーキを焼いてお待ちしています。

春らしいケーキも試作中です。
待っててくださいね。

NASU cake 池崎

桜咲く

先週の暖かさでというより暑さで一気に黒磯の桜が満開になりました。近くの公園はお花見をする人や屋台でにぎわっています。夜は提灯の明かりで夜桜もいいものですね。4月から那須店、黒磯店共に新スタッフが入り緊張しつつも笑顔で元気に働いています。初心を思いだす今月です。

黒磯店 シノハラ

いちごのタルト

おひさしぶりです。
すっかりあたたかくなりましたね。春ですよー。
東京はもう桜が満開で、とっても綺麗だと聞きました。
このあたりはあと1週間くらいかなあ。お花見、楽しみです!

季節のケーキのお知らせです。
本日より那須店でも「苺のタルト」がでています。
甘酸っぱい春の味。
ぜひ、食べにきてみてくださいね。

那須店 関口

Bonjour a tous!!

約一年半振りのフランス。二週間お休みを頂いて再会の旅に行ってきました。向こうでは、昨日まで会っていたかの様に温かく出迎えてくれるホストファミリーたちや友人に会う度に胸が一杯になって、よく授業の空き時間に散歩をした街に行ってとても懐かしくなって。ただ、”フランスの道路ってこんなに汚かったっけ?メトロってこんなに危険だったかな?”そんな風に以前は全く気にならなかった部分に気がつき、一年半という時が確実に流れ、自分のフランスへの考え方、受け取り方も変化しているのを初めて実感。けれど、C’est la vie!!(それもまた人生)というのを口癖に何があっても人生をとにかく最大限に楽しんでいるフランスの友人たちを見ていると やっぱりフランスに恋せずにはいられないのです。すでに知っていると思っていた土地でも、また訪れた時にはお互いに必ず何らかの変化があることを知り、それは働いているお店も一緒。SHOZO黒磯店も4月から営業時間が大きく変わりますが、新しい発見をしに是非遊びに来て下さい。次はいつまたフランスの地を踏めるのか、その時どんな変化を感じるのかわくわくしながら、そういえばフランスでも苺が市場に並んでいたな、とカフェの苺のタルトを見ながら思うのです。春はもう、すぐそこです。

kuroiso 白崎

それでも明日はくる

 先日僕のおばあちゃんが話していた事を紹介したいと思います。 

「寝る時が一番怖い。このままもう目が覚めないかもしれないから。
朝、目が覚めたらまずそれが、それが嬉しい。また1日を家族みんなでいられるから。
それが、ばあちゃんの一番の幸せ。」

意外と奥が深い。

 まだまだ若い僕にしてみれば、寝る時が幸せだ。明日を考え、期待に胸膨らませている。
目が覚めると同時に、時間に追われる1日が始まる。
しかし、それは前提として明日があるからである。
 もし、今日限りで明日がないものとすれば、僕にとって本当に大切な事は一つ、二つくらいしかないものだ。そう思えば、ちょっと心が軽くなった気がした今日この頃です。

 さて、那須店では今日も楽しくきびきびとやっております。ぜひ足を運んでくださいまし♪ 

那須 人見

黒磯高砂町より


こんにちは、皆さんお元気ですか?私は毎日楽しく元気に働いています。大好きな珈琲は今日もおいしいし、心はずむ出来事や(先日のガレージセールは大盛況で楽しい2日間でした!)毎日表情を変える那須の山、雪が降ったり風が吹いたり一日として同じではない日々を楽しんでいます。それから毎日コーヒーをいれられることに感謝しています。私は小さな頃からコーヒーが好きでした。子供の頃はもちろんブラックでは飲めませんのでインスタントコーヒーに牛乳と砂糖をたっぷり入れたコーヒー牛乳。自宅で仕事をする父にブラックコーヒーを用意しそばでその甘いコーヒー牛乳を飲む時間が、思えばそれが原点だったんだと思う程、大好きでした。大切な人と過ごした日々にはいつも珈琲の思い出があります。大人になった今はブラックコーヒーで何のケーキと食べようか、新しいケーキが仕上がるとどのコーヒーでおすすめしようかな、なんて考えるのが楽しいです。皆さんはどんなコーヒーが好きですか?黒磯店TASTEではストレート、ブレンドいろんな個性のコーヒーをご用意しております。もちろん、カフェでもお召し上がり頂けます。そろそろ、黒磯のカフェではティラミスが登場します!どのコーヒーを合わせようか、今からその美味しい組み合わせに出会えるのが楽しみです。では、お体に気を付けて。また会う日まで。

kuroiso 飯島

 

象の話

1月5日から9日までSHOZO全店でお休みを頂きました。おかげ様でスタッフはそれぞれ故郷に帰ったり、自動車で旅に出たり、暖かい南の方へ足を伸ばしたりすることが出来ました。さて、5日間充電して明日から元気に営業という9日の夜に黒磯に戻りますと、雪が降っていました。電車を降りてそのまま店へ向かい仕込みをしていると、誰もいないカフェがいつまでたっても暖まらず、深い眠りについているようでした。カフェという生き物のからだの中で、寝ている間に活動する何かの器官にでもなったかのような気持ちです。家族と別れたあとの寂しさも相まって、その後もう一人スタッフが現れた時にはなぜだか涙目です。会っていなかった間のことを話して笑う度にカフェの眠りも少しずつ浅くなるような気がしました。そして次の日、みんなが揃い掃除を始める頃には新しい空気が流れ、気持ちのいいあいさつが起こりカフェが目覚めたようです。お昼を過ぎて、夕方になるとお客様にも沢山来て頂き、人で一杯のこの店が生き生きしているよう。この生き物の食べ物は、誰かの笑顔と誰かの元気。やっぱりこれだな、と充実しながら一日を終えました。

そんな勝手なイメージの話ですが、その生き物を大きな大きなの象と考えると、店の色がグレイということもあり、しっくりくるのでした。その象くんが深呼吸をするようにいつも新鮮な空気をいれかえ、お腹をすかせることのないよう元気に笑って、病気にならないようにしっかり掃除していこうと想像しながら決心したのです。象くんが生きた時間でこころを満たせますように。今年も、どうぞよろしくお願い致します。

写真は実家のそばの日南海岸(太平洋)、ふるさと自慢の一枚です。

kuroiso 河野