夕日の丘へ

IMG_044610日間のお休みを頂いて、南インドのハンピという町へ行ってきました。片道二日間かけて辿り着いたその田舎町は、見渡す限りの岩の丘とたくさんの遺跡に囲まれた不思議な場所でした。岩と遺跡の間に15分もあれば回れてしまうほどの小さなバザールがあり、そこにゲストハウスやレストラン、お土産屋さんがぎゅうぎゅうと立ち並んでいます。私が泊まったゲストハウスは、インド人のご主人と日本人の奥さんで営まれていて、その奥さんがとても素敵な方なので、ハンピの人達は日本人が大好きでとても優しくしてくれました。国内旅行でもそうかもしれませんが、旅をしていると自分がどこから来た者かがとても大切で、現地の人が私の出身地を好きでいてくれるだけで、始めから友好的に接してくれる気がします。過去にこの地を訪れた旅の先輩達が私の旅をより素敵なものにしてくれた、その繋がりをとても嬉しく感じました。IMG_0603
旅の目的地をハンピにしたキッカケは、雑誌TRANJITの写真でした。夕日で赤く染まった岩の丘とハンピの町がとても美しく、まさにインドが私を呼んでいる!と思いました。毎日、日没めがけて岩の丘を登り目的の夕日を眺めていました。自然の大きさと不思議さに圧倒されつつ、丘の麓でヤギの群れと歩くおじさんの姿にホッとしたりして、等身大の自分に会えた気がしました。短い滞在期間の中で何度もハンピの人が掛けてくれた素敵な言葉“シャンティシャンティ=穏やかに穏やかに”。サンダルを持っているのに裸足で歩き、椅子があるのに地面に座り、美味しいパスタも作れるのにカレーばかり食べる彼らは、とても穏やかで豊かで健やかで、たくさんのパワーをもらいました。IMG_0388IMG_0431ハンピに行けて本当に良かった。迎えてくれた人達と送り出してくれた人達にたくさんたくさん感謝です。…ちなみに、ここ最近の那須の夕日はハンピに負けない位キレイでキレイで参りました。私の旅は今日も続いています。町マエジマ