特別な事はなにもなくても、いつものように流れて行く時間、窓を開けて、テーブルふいて、花瓶の水を取り替える、お客様を迎えてコーヒーを点てる。穏やかな流れの中で磨いていけたらいいのになって、時々思う。話をする人、外を眺める人、本を読む人、想う人。一人一人が自分の時間を楽しめる店が好き、イベントや展示をしなくても新鮮な空気を流せる店が理想です。もう一人の自分が時々そんな事を言っています。
私たちにできる事はなんだろう
その昔、サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしていた
子供たちも段々と大きくなり、プレゼントをもらう喜びを
うっすら思い出せるか思い出せないか。
立派なおとなになれたかどうか、
それでも大人と呼ばれる年齢になりました。
もうサンタクロースからのプレゼントは届かなくなったけれど、
誰かの笑顔を見たいという願いはまた、新しく知った喜びです。
沢山の子供たちが、沢山のサンタクロース達が楽しみにいている
クリスマスの日が近づいています。
どこかで誰かが笑顔になれる瞬間の
きっかけになれたらいいなと願いながら、
おいしくて、嬉しいケーキを製作中。
SHOZOにひそむ沢山のサンタクロースより、
何百個も作れる訳ではありませんが、
自分達にできる中で、一番のことをお届けしたいと思っています。
kuroiso 河野
ブラックフォレスト
窓
伊仏料理店
12月1日の夜、一夜限りの料理店がSHOZO本店1階ギャラリーに開店しました。倉庫のテーブルを並べ、ガスはカセットコンロ6台、客席は30席、食材は港まで買い出しに行って来たようです。不十分な設備ながらもフランス、イタリアで働いた経験のある2人の料理はかなりのものでした。80人近くのお客様がこの夜のために足を運んでくれ料理店は満席。料理とワインの作り出す空間は珈琲の時間とは全然違っていましたが、訪れる人の雰囲気、笑顔、話し声、なんだかちょっとだけ外国に来ているようですごくいい時間でした。料理を作る事が大好きな人がこころを込めて作った一皿、一皿は本当においしかった! 一夜限りの伊仏料理店。夢のような夜でした。
温かいということ。
KACO501制作のティーコーゼ(紅茶ポット用カバー)、この季節になるとポットの中の温度が下がるのもあっというまなので、紅茶を出す時の必需品です。紅茶にはティーコーゼ、頭では良く知っている事なのですが、それじゃティーコーゼを使った時と使わない時ではどのくらい違うんだろうという疑問が出て来ました・・・?使ったもの、何もつけないもの、作りの違うものなどを同時にティーポットにかぶせ30分後、1時間後と試してみましたが、これが結構違いがあり感動でした。 何でも実感してからする作業と、決りだからするという作業では人に伝わる時に違いが出て来ると思います。ティーコーゼの目的と嬉しさが実感できる実験でした。「温かい」は嬉しい事なのです。
Noel
贈りもの
同志
自分の周りにいる人は、何の縁か解りませんが、この同じ時代を生きる仲間。まして同じ店で働く人間はこの時代を生きる同志。いい時間を過ごし、この店で働いた時間を自分の年表に自分の歴史として残して欲しいと思います。一人一人が主役です、もっと自由にもっと気持良く、水中の魚のように、空を飛ぶ鳥のように風のように、自分の世界を表現して下さい。