TEMBEAのバゲットトート。
バゲットなど長いものを入れても、肩に掛けやすいように、取っ手が内側に一本しかついていません。
とても持ちやすい形のバッグです。
使い込む程に柔らかく、馴染んできます。
04 大橋
ウイスキーを作る人たちは10年20年後の人たちのために今、仕込みをしているのですね、25年もののウイスキーをいただいてみたら口の中に広がって行く甘み、飲み終わったあとの余韻、長い時間を樽の中で過ごした証の濃い琥珀色、シェリー樽の香り、密度の濃い味わい、しみてくる。25年前の作り手と会話しているようでウイスキーもいいもんだな!と楽しめた。スコッチが好きだ!なんていいながらバールトタンで酔っぱらっていた相馬君、お前の顔が浮かんでにやり。俺もウイスキーの飲める大人になれました。
おはよう!と話す息も白く残る朝、雲の下で山は雪化粧。長い冬が那須にも近づいています。私は冬のゆったりした感じが好きです。
ストーブの上で鍋がコトコト煮える音や、雪がゆっくり、ゆっくり舞うようなリズムが、駆け足で過ぎてきた自分をふと立ち止まらせてくれるから。
でも、ゆったりした冬だけではありません。動物達が冬支度をするように、私達もクリスマスの準備に追われています。
お店にはシュトーレンやビスコッティー、フルーツパウンド、クッキーなど、おいしくて楽しいクリスマスのお菓子が並んでいます。
どれもこの時期だけのお菓子です。たくさんの人に楽しいクリスマスを過ごしていただけるよう心を込めてワクワクしながら作っています。
nasu 飴
森の中の道を1時間ほど歩いた。時々大きくて茶色の葉っぱが落ちているところは他のところより太陽の光が沢山さしているような気がするのは、ほおの木の下だから。夏の間大きな葉っぱが風に揺れて気持ち良さそうなのもこの木。この木の下から空を見ると他の木より空が沢山見える。今日は落ち葉の上を沢山歩いた。靴の下からカサカサ聞こえて来る乾いた落ち葉の音が気持良い。若山牧水が碓氷峠を超える時に書いた文の中に足の裏から聞こえて来る落ち葉の音が何とも懐かしく自分のふるさとを思い出す。というような内容があったが、きっとこんな感じなのかなとか思いながら楽しんだ。若山牧水の息子は若山旅人でそんな名前や旅心に憧れて沼津の千本松原まで牧水記念碑?を見にバイクでいった事がある。22歳の時だった。
先日、ある町へ行ってきた、僕にとっては10年ぶりになる場所。当時何をするわけでもなかったがその町に一季節住んだ懐かしいまち。 野性的な挑発や、くすぐるような色っぽさに心が躍った想い出の町。ミーハーなコンセプトなどとっとと崩れ、気がつくと無心に遊んでいた自分が懐かしい。
今回の滞在は一週間と短いものだったが風や匂いを思い出し懐かしむには十分だった。町は感情を掻き立てられる特別な魅力に溢れていた。親しみやすい街の表情からは想像し難い威厳があった。あくまで個性的でいて同時に不偏的な場所だった。理念と現実が一致したポジティブな町。
いつでも心を飛ばして楽しむことができる、そんな場所が沢山あったらいい。
そして誰かにとってもそう思える場所や人になれたらいい。
岡崎