百村山、黒滝山


昨日は町から15キロ北西にある百村地区に行ってきた。スタッフから「ももばあちゃん」と呼ばれている実家の母に会うためだ。10日も行かないうちに実家の裏山もすっかり紅葉していて山頂付近はもう終わっている。
今年のネギはでぎがいいんだ!ショ−ゾ少し持てげ!と言われて連れて行かれたももばあちゃんの野菜畑の土手はアザミの花でいっぱいで、ばあちゃんアザミがきれいだなーって声かけたら、ふえでしょーがねーんだ、アザミはいいがらそごのダイゴンも持ってげ!と泥の付いた野菜で車の中がいっぱいになった。

最近は猿がでたり熊が来たりでにぎやかだがここに住む人にとってはそんなに珍しいことでもなくて、お茶のみ話のネタにちょうどいいくらいのところ。今日みたいに晴れているのに霧雨の降ってくる時はキツネが結婚式をしていると言って、この土地では、あー「キヅネのごしぎ」だ!とだいたい言う。用事が済んで帰る頃には山から飛んでくる霧雨に西日がさして大きな虹ができた。何もないと思って育った畑道の真ん中は空と山を見るには最高の特別席だったのですね。いやー今日も劇的でしたよ。